1. 欧和クリスマス
醸造所:欧和醸造所(ベルギー)
日本人醸造家の今井礼欧がベルギーで造るビール。ラベルは氏のデザインとのことだが、一見子どもが描いたようにも…。ラベル横には、子どものセリフとして「パンパーン メリークリスマスですよー♪」と書かれており、非常にユルい。とはいえビール自体はアルコール度数9パーセントのしっかりボディ。
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IPA、スタウト、ピルスナー......。どれもクラフトビールの種類だが、それぞれどんな味がするか分かる人はまだまだ少ないだろう。しかし、ワインでさえ何となくラベルで選ぶことが多々あるのだから、当然クラフトビールも同じ感覚で気軽に手に取って楽しめるに違いない。ということで、クラフトビールの取り扱い数が都内トップのびあマBASEで、 面白いラベルのビールをディグってきた。
※ビールの価格は税抜き
醸造所:欧和醸造所(ベルギー)
日本人醸造家の今井礼欧がベルギーで造るビール。ラベルは氏のデザインとのことだが、一見子どもが描いたようにも…。ラベル横には、子どものセリフとして「パンパーン メリークリスマスですよー♪」と書かれており、非常にユルい。とはいえビール自体はアルコール度数9パーセントのしっかりボディ。
醸造所:オムニポロ(スウェーデン)
「ノア マッドケーキ」というスタウトを、バーボンの樽で熟成させたもの。オムニポロ創業者であるカールの子どもの頃の夢は、パティシエだったそう。舌をペロリと出した、一見かわいらしいシンプルな絵が描かれているが、11パーセントという高いアルコール度数には注意したい。
醸造所:キャメロン醸造所(イギリス)
価格:510円
ファンならひと目で分かるこのキャラクターは「ウォー ピッグ(War-Pig)」。そう、イギリスの人気ロックバンド、モーターヘッドが手がけているビールで、いかついイメージのラベルながら、比較的すっきりとした味わいのアメリカンペールエールだ。ビール名は、モーターヘッドの名曲「(We are)the Road Crew」から。
醸造所:ロビンソン醸造所(イギリス)
こちらはヘビーメタルバンドのアイアン・メイデンがプロデュースした一本。もちろんビール名は代表曲「The Trooper」から付けられたもので、ラベルもCDジャケットのデザインを踏襲している。が、エディ・ザ・ヘッドの表情やその音楽性からは想像もつかない優しい味わい。イギリスらしさがしっかり残るビールだ。
醸造所:ローグ(アメリカ)
フレッドとは、ビール業界では知られた札幌在住アメリカ人。ビールの輸入販売を行う「えぞ麦酒」のオーナーで、ローグに造ってもらったのがこのビール。賞味期限はなんと25年もあり、2013年醸造のこのビールは2038年まで熟成させることができる。「寝る前に飲むか?寝かせて飲むか?」は迷うところだ。
醸造所:ミッケラー(デンマーク)
ラベルには、「ああ、こういう人いるいる」というような顔。年によってスタイルが変わるビールで、ラベルも毎年違った「いるいる」と思う顔が描かれているが、これが逆に目を引く。ビール名の「k:rlek」とは、スウェーデン語で「love」という意味だとか。
醸造所:ホップワークスアーバンブルワリー(アメリカ)
名前の通りシトラス感たっぷりのIPA。
醸造所:ナパルビア(スペイン)
圧がすごいコングの横にそびえるのは、エンパイアステートビルだろうか。キングコングをイメージしているようにも思えるが、これはスペインのビールである。柑橘系のフレーバーがありつつ、コングの名に恥じないガツンとした強烈な苦味を感じられる。
醸造所:ロストアビィ(アメリカ)
サーペンツとはヘビのこと。イブに禁断の果実を食べるようそそのかしたのがヘビだと言われているが、ラベルに描かれたヘビは、そそのかすどころかグルグル巻き付いてちょっと強制的。バーボン樽で熟成させたこのビールは、アルコール度数が11パーセントもあり、逆に善悪が分からなくなりそうでもある。
醸造所:ハンド&モルト(韓国)
通常のビールの造り方に、乳酸菌発酵を加えたベルリナーヴァイセスタイル。韓国で乳酸菌発酵といえば…キムチ。ということで、キムチに使われる乳酸菌も使っている。ということは、このキャラが抱えているのは…ハクサイ?とはいえ、ハクサイも唐辛子も使われていない。レモンのような酸味が特徴的なビール。
醸造所:ローグ(アメリカ)
ガイコツ好きなら一目惚れ。ガイコツは一見すると怖いが、よく見るとビールを持っていて意外とかわいい印象。味わいもラベルほどの強烈さはなく、しっかりしたモルトの風味、ホップの適度な苦味があってバランスがよい。
醸造所:キャプテンローレンス(アメリカ)
ホップのキャラクターがいかにもエフォートレス(力の抜けた)。彼女(彼?)がグレープフルーツを絞っているように、このビールにもグレープフルーツを使ってフレーバーをプラスしている。4.5パーセントと軽めのアルコール度数なので、エフォートレスに飲める。
醸造所:エイヴリー(アメリカ)
「飛べない豚は…」とは言わせない。が、実はこの豚が向かっているのは天国…? “hog heaven”とは「至福の時」という意味で、カラメルを思わせる甘味とホップの苦味の組み合わせがまさに至福。ただし、アルコール度数は9.2パーセントもあるので、飲みすぎには注意。
醸造所:ニー・ディープ(アメリカ)
ニー・ディープのビールラベルでよく見かけるホップキャラクター。どこを見ているのかわからない気持ち悪さが逆に魅力。その一方、マンゴーやパッションフルーツを思わせるフレーバーで、ホップ好きにはたまらない味わいに仕上げている。人気テレビシリーズ「Breaking Bad」にインスパイアされて命名されたIPA。
醸造所:ビーバータウン(イギリス)
ガイコツが火星でUFOから攻撃を受けている…という設定らしいが、その意図は不明。「ガイコツは大丈夫か…?」と思いながら飲んでみると、マンゴーやグレープフルーツのフレーバーがあり、すっきりしていて飲みやすい。ちなみに、ビーバータウンの創業者ローガン・プラントの父は、レッド・ツェッペリンのロバート・プラント。
醸造所:フッグレス&ワーロック(カナダ)
カナダ・ブリティッシュコロンビア州リッチモンドにある醸造所の考える「極」がこのビール。漢字一文字のインパクトあるラベルは、日本人ならつい手に取ってしまうはず(よくよく見るとちょっと下手ウマ…?)。プラムを使った甘酸っぱさが特徴のサワーエール。
醸造所:伊勢角屋麦酒(三重県)
STRUGGLE IPAの書体がどう見ても読売ジャイアンツ。「苦心して取り組む」という意味のstruggleにブルワーの思いを込めて命名したそうで、そのデザインからジャイアンツの球団歌「巨人軍の歌(闘魂こめて)」も連想させる。力こぶからホップが弾けているように、香り高いホップの香りが特徴。
醸造所:ホワイトポニー(ベルギー)
放射能標識が描かれていて「飲んでも大丈夫?」と思ってしまうけれども、たぶん大丈夫。ただ、アルコール度数が15.1パーセントもあるので、飲み方によっては大丈夫ではないかもしれないので注意したい。甘味が強いので、スイーツとともに一日の最後にチビチビ飲みたいビール。
醸造所:エリシアン(アメリカ)
ラベルに収まりきらないアフロ。ブラッドオレンジを使っているビールなので、全体的にオレンジでまとめている。無表情ながらも圧力を感じるデザインで、ブラッドオレンジを切ったらこの顔が出てくるんじゃないかと錯覚させるほど。フレーバーはまさにブラッドオレンジ。
醸造所:ミッケラー(デンマーク)
子どもの落書き風でかわいいラベル。ヴェスターブロとはコペンハーゲンの中心部にある地区の名前で、近くにはヒッピーコミューンであるクリスチャニアがある。クリスチャニアの建物にはグラフィティが描かれており、それをイメージしたのかもしれない。ところで、頭に乗っているのは…。
世界のビールが常時1200種類以上揃う酒屋。倉庫を改装して店舗にしており、外観は倉庫そのもの。1階にある倉庫からビールを選び、2階で会計するという仕組み。初めて訪問する際はまず2階へ行ってスタッフにシステムを確認しよう。楽天市場での通販も行っている。屋上でBBQが楽しめるプラン(4人以上、要予約)も。
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