2021年に、「猫の街」として知られる台東区谷中にオープンした小さな書店。「本と雑貨ぐるり(gururi)」を訪れたい人は、真っ白な建物に猫のイラストが描かれた窓を目印にするといいだろう。「周囲」という意味を持つぐるりは、「近所、ローカルを大切に」という思いが込められており、5坪ほどの小さな店内に、温かい雰囲気が感じられる。
日々悩んで傷ついて、繊細な性格でありながらも一生懸命生きている女性をイメージして作り上げたという店内には、一人一人の失敗や成功体験なども含め、身近に感じられるフェミニズムの書籍がたくさん置かれている。女性同士の連帯を表す「シスターフッド」を掲げていることもあり、特に女性客が多く見られる。
店主の好きな猫をモチーフとした本や雑貨もあり、思わず笑顔になれる本屋だ。
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