「三方焼」と名付けられた、三角形の大判焼きの店。1905年に伊勢市河崎町で創業したかまぼこ店、若松屋の社長である美濃松謙が、2022年に新規事業としてスタートした一軒だ。
アズキの風味がしっかり感じられる甘さ控えめの粒あんは、美濃にとっても馴染み深かったたい焼き店「錦水橋の鯛焼き」から伝授してもらった味。「錦水橋の鯛焼き」は2021年に閉店したが、長年親しまれてきたこの粒あんは、「三方焼」としてこれからの世代にも愛されていくこととなった。
そんな粒あんがぎっしりと詰まった「三方焼」は1個130円。伊勢の新たなソウルフードになりそうな予感だ。