1923年に和菓子店として創業、1938年にういろ専門店となった「虎屋ういろ」。もちもちとした食感が特徴の蒸し菓子「生ういろ」の店として広く知られている。
昔ながらの製法で作られた生ういろは、控えめな甘さ。虎屋ういろでは米粉ではなく小麦粉を100%使用しているので、ぷるんとした軽やかさも印象的である。小倉や栗、抹茶といった定番ものに加えて、焼芋や桜餅、イチゴなど、季節限定の生ういろも年間で30種類以上登場。訪れるたびに、旬の食材を使ったものやその時期の行事にちなんだ味に出合えるのも楽しい。
保存料などが入っていない生ういろの消費期限は購入から翌日まで。旅行で訪れた場合は最終日に買い求めるのがおすすめだ。愛らしいトラの形をしたカステラ「虎虎焼(ことらやき)」は日持ちがする上、季節限定のものもあるので、土産としても喜ばれるだろう。