※2023年8月4日移転オープン
神保町にある奇天烈な本屋。独特のテーマに沿って選ばれた本とコーヒーや酒類などを楽しめるバーカウンターがある店なのだが、業態を定めず、書店であり、カフェでもあり、バーでもあるとオーナーの片山淳之介は語る。どれでもないがゆえに唯一無二の魅力を持っているといえよう。
店名にある「無用之用(むようのよう)」とは、無用に思えるものにこそ本質的な価値があることを表した老子の言葉からとったもの。「すぐには役に立たない、不要不急の本を売る店」をコンセプトに、読んでみたくなる特徴的なタイトルに沿ってセレクトされた選書棚が並ぶ。店主だけではなく客や知人などが選書した文学、ビジネス、ライフスタイル、アートなどの多様なジャンルの本がタイトルで仕分けされている。
店内のカウンターでは、コーヒーやビールなど提供。本を購入するだけの利用も、カウンターだけの利用も、どちらも歓迎している。まだ見ぬ意外な本、まだ見ぬ人との遭遇を求めて訪れてみては。