建築家の隈研吾が内装デザインを手がけたこの日本橋のしょうゆ店は、老舗のしょうゆを現代風にアレンジしている。隈は、国立競技場などの見事な木造建築で知られているが、この店舗の木をふんだんに使った内装にもこだわりを感じられる。
しょうゆ醸造家へのオマージュとして、このフラッグシップストアは九州にあるブランドの倉庫を再現。天井からつるされた大きなしょうゆたるが目を引く。また、しょうゆの製造に使われる「麹蓋(こうじぶた)」と呼ばれる特別な木製のトレーを店内のディスプレー棚として使用。全て地元の職人によって製造されており、本物の雰囲気を味わうことができる。
日本橋のコレド室町3にある同店は、高層ビルが立ち並ぶ東京の金融街に伝統的な雰囲気を醸し出しているのも、魅力的なポイントだろう。