北品川の旧東海道沿いにある、旅と街道をテーマにしたブックカフェ。「旅好きな人に、旅先のローカルな魅力や、土地ごとの風土をもっと楽しんでほしい」との思いから、商店街の空き店舗をリノベーションした同店は、同じ北品川の街道専門古書店、街道文庫店主の蔵書約4万冊から選んだ本に、全国から集めたローカル本も加えた約1万5000冊が並ぶ。
そのラインアップは、移動と旅を巡るドラマから、地域を形作る風土や地場産業の考察、郷土史をひもとく地史探訪まで、ディープな本が多い。併設するカフェでは、全国各地のロースターの豆で淹れたコーヒーや国産クラフトビール、焼き菓子などが楽しめる。今後は、各地域の人々とともに、日本のローカルを伝えるイベントを積極的に開催し、まだまだ編集中という本棚にも手を入れていきたいという。
東海道五十三次の第一宿として栄えた品川宿から、旅先との新たな関わり方を発信し始めた同店。次の旅のヒントを探しに訪ねてみては。