日本最初の大規模ニュータウンとして、1960年代に多くの人が移り住んだ千里ニュータウン。そんな緑が多く、自然と建築物がゆとりを持って配置された住宅街に、2015年にオープンしたのが青果店「ファーマン キッチン マーケット(FARMAN KITCHEN MARKET)」だ。
この店は、店主の出身地である島根県で中学の恩師が作る有機野菜販売からスタート。店主がアパレル業界で働いていた時に培った「まだ注目されていない商品を人々に届ける力」を生かし、今では九州から北海道までさまざまな農家と契約して商品を取り揃えている。
夏の定番は島根の牛乳を使った無添加ソフトクリーム、冬には食べ歩きにぴったりな焼き芋が人気だ。毎週土曜日は「サンドイッチの日」で、島根県産を使った「鯖サンド」や自慢の「フルーツサンド」などが次々と売れていく。ほかにも「サラダボウル」や「お弁当」なども販売する。
ほかにも「もろみ味噌」(量り売り)や、ハバネロソースなどの日頃あまり見かけない調味料や手作りコンフィチュールなどもあり、目移りしてしまいそうだ。
取材時には、朝から親子や主婦、カップル、高齢男性などなど、まさに地元の老若男女が旬の野菜や果物を買いに訪れていた。万博記念公園が近いので、ここでテイクアウトし、公園内でランチというのもいいかもしれない。