1950年から2000年代まで、セレクトはミリタリーからデザイナーズまで、幅広くヨーロッパで買い付けした古着を中心として扱う「EROTIC(エロティック)」。普段から自分たちが着用しているようなスタイルを提案したいという思いもあり、新品の服をセレクトしたラックもある。
入り口から想像できないほど奥行きがあり、開放感にあふれている店内では、時間をかけて一着一着と向き合うように買い物できるだろう。来店者の男女比は半々で、さまざまな年代の人が訪れる。
買い付けは3カ月に1回くらいのペースで、フランスやイタリアのほか、ドイツ、ベルギー、ポルトガルなど、3、4カ国ほどを一度に回ることが多いという。主にフランスで入手しているエルメスや、アンティークシルバーの品揃えに定評がある。
オリジナルアイテムとして、インドで作っているコットンとレーヨンのシャツや、日本国内のデザイナーチームに依頼して作成したナイロンポリエステルのレインコートも販売。来店者の反応を見つつ、オリジナルの商品を今後も企画していく予定だ。
イベントスペースとしても貸し出しをしており、トークショーやフリーマーケットなどが開催されることも。古着のイメージがあまりない自由が丘だが、同店だけを目当てに訪れたくなるようなセレクトの妙が楽しめるだろう。