JR吉祥寺駅から徒歩6分、五日市街道に面したモダンで洗練された店構えが見えたらそれが「江口洋品店・江口時計店」だ。ガラス張りの外観から見える店内には、エルメスなどのビンテージアパレルやジュエリーといった小物類などが整然と陳列されている。
オーナーの江口大介は元シルバー職人であり、アメリカでフォーマルスーツや革靴のバイヤーとしての経歴を持つ人物だ。取り扱うのはビンテージ時計と洋服。時計のブランドは「カルティエ」をはじめとする、フランスやスイスのビンテージウォッチがメイン。「昔から修理工房のない時計店に不満を感じていて、一石を投じる意味で店を開業した」と江口は語る。
2016年に、オーバーホールができる修理工房を併設した時計店としてオープンし、多くのファンの信頼に応えている。物量は決して多いわけではないが、一点一点こだわり抜かれた商品を、アフターメンテナンス、価値の保全、商品の状態、再販時に問題がないように丁寧に扱う。
このほか、買い取りや時計のレザーブレスオーダーもできる。今後は洋服の修理も始めるそう。吉祥寺に立ち寄る機会がますます増えそうだ。