店名から興味をそそられる「シーシーエックスキタザワ(CCX kitazawa)」は、少し入り組んだアパートの一室にある。オーナーの鈴木克哉は「ユナイテッドアローズアンドサンズ」のバイヤーとして在籍し、「リカーウーマンアンドティアーズ」の立ち上げなどに参画した経歴を持つ人物だ。
商品構成はメンズ70%、ユニセックス30%の割合で、古着を織り交ぜたセレクトショップである。ユーズドのアメカジウエアをはじめ「ティンバーランド」のモカシンシューズ、「ストーンアイランド」のアウター、「ベストカンパニー」のスウェット、「UK企画」の「リーバイス501」といった商品が所狭しと並ぶ。
前職で培われたトラッドマインドやイタリアの「艶」を軸に、オートクチュールの店やデザイナーが主宰するようなメゾンのテーラードジャケットなど、独自の人脈で仕入れた新品のサンプル品が格安で入手できるのも、同店ならではの魅力だ。