国立駅から徒歩12分ほどの住宅地に入ると現れる、一軒家をセルフリノベーションしたヴィンテージ古着ショップ。店名『かいこ』の由来は、古きを懐かしむ「懐古」と、絹糸を生み出す「蚕」から。天井が高く、趣ある木の梁が特徴的な店内は、店名の通りどこか懐かしく、穏やかな雰囲気が流れる。取り扱うのは、店主自らがヨーロッパ各地を旅して買いつけた1930年代から1970年代のヴィンテージ古着や靴、小物など。ドイツ農民のワークウェアであるグランパシャツや、小花柄が特徴のチロリアンスカートなど、クラシックからタイムレスなデザインまで、現代物とも相性の良いアイテムを幅広く取り揃える。丁寧に手入れされ、何年にもわたって着られてきた洋服には、少し不恰好な繕いが施されたものもあるが、そういった繕い跡のひとつひとつが、かつての持ち主によって大切にされてきた歴史を伝える愛おしい個性だと店主は語る。着心地が良く、愛すべき一点物を求めるなら、足を運んでみるといいだろう。
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