飛ぶ鳥を落とす勢いで東京のレストランシーンに名を馳せる「イートクリエーター」が手がける初の和食店。表参道の老舗和食店で研さんを積んだ料理人、田中春光が指揮を執る。
ショーケースには「桜海老と小柱の飛龍頭(ひりゅうず)」(765円、以下全て税込み)や「帆立貝と菜の花の白和え」(100グラム756円)など、彩り豊かで繊細な職人技が光る和総菜が並ぶ。その先には総菜店では見かけない炭火台をはじめとするオープンキッチンが広がり、目の前でその技術を体感することができるのも醍醐味(だいごみ)だ。
さらに注目すべきは、普段自宅では作れないかもしれない半調理品である。「すっぽん鍋セット」(1万800円)はいい例だろう。同店では国産のスッポンを丁寧に処理して煮詰めてとっただしと、野菜、手作りの飛龍頭、スッポンの身をセットにして提供している「日本の旬を楽しむ鍋セット」として、季節限定で数種を販売する鍋セットの一つだ。
半調理品ならではの手軽さで、本格的な鍋を季節ごとに家庭で味わえるというから、今後の鍋セットにも期待が高まる。