1927年に創業した菓子店。創業当初は和菓子の店として営業していたが、3代目店主の田野雅文が店を受け継いだタイミングで現在の洋菓子店の姿になった。
名物は「阿蘇一の宮門前町商店街を観光客も訪れる場所にしよう」と、商店街全体で動き出したタイミングで生まれた「たのシュー」。食べ歩きが楽しめるようにと小ぶりサイズで作られたシュークリームで、シュー生地の中にはしっかりと卵の風味がする濃厚な「生カスタードクリーム」がぎゅっと詰まっている。
そんなたのシューの相棒には、自慢の「ウインナーコーヒー」をぜひ。同店の湧き水(一般の人も「菓恋水」という水基でくむことができる)で淹れたコーヒーに、純生クリームを絞った、「たのや」ならではの一杯だ。生クリームは、店内で販売されている洋菓子にも用いられているもの。体温で溶ける純生クリームはクリーム自体のキレがいいため、コーヒーのすっきり感も味わえる。
店の隣には、イートインもできるカフェスペースが設置されているので、歩き疲れて一休みしたい人も利用しやすい。不定休があるため、訪れる際は店のInstagramをチェックしよう。