1980年代以降のエレクトロニック・ミュージックシーンに多大な功績を残している重鎮、トーマス・フェルマン(Thomas Fehlmann)が、東京拠点のサウンドプロデューサーMossとVJのSITHによるオーディオビジュアルユニット、Banterのリリースパーティーに出演する。
フェルマンは、1980年前後にハンブルグで活躍したジャーマンニューウェーブ「ノイエ・ドイチェ・ヴェレ」を代表するバンド、パレ・シャンブルグをホルガー・ヒラーとともに結成した人物。ソロ活動ではモーリッツ・フォン・オズワルドとのプロジェクトや、デトロイトとベルリンを結ぶテクノシーンのキーマンとして第一線で活躍し続けてきた。
Banterが満を辞してリリースする『THER』は、ミニマルかつアシッディーな作風で、リミキサーとしてフェルマンを迎えていることから、今回のパーティーへの出演が決まった。また、日本におけるルーマニアン・ミニマルサウンドの伝承者であるRAHAも加わり、一層ディープなミニマルワールドが表現されることだろう。