初期の素朴な作品から、緻密な表現が特徴のデューラーの作品や現代作家による大型作品まで、西洋の木版画の特色をたどる展覧会が、町田市立国際版画美術館で開催。
15世紀にグーテンベルクが活版印刷を発明したことがきっかけに、本の挿絵に広く用いられるようになった、木版画。18世紀末には木口木版の技法が登場し、驚くほど緻密でカラフルな絵本が作られるようになった。本展覧会では、初期から現代までの作品120点を展示し、日常的な印刷物としてだけではない木版画の芸術性を考察する。
プレス機による西洋式の刷りを体験できるイベントや、美術史家による版画技法の知識や歴史背景、鑑賞のポイントを学ぶことができる講演会なども随時開催される。詳細は、公式サイトで確認してほしい。