幕末から明治前期にかけて活動した浮世絵師、月岡芳年(つきおか・よしとし)の展覧会。歌川国芳(うたがわ・くによし)に入門後、動きのある人物像やドラマチックな画面構成を特徴に、人気浮世絵師として名をはせた。浮世絵が需要を失いつつある時代に最期まで武者絵や物語絵にこだわり、「最後の浮世絵師」と呼ぶにふさわしい画業を残している。展覧会では、初期作品から晩年に描かれた代表作まで、選りすぐりの263点を15年ぶりに公開。世界屈指の質量で、芳年の画業の全ぼうを顧みる。
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