幾多の災害などを乗り越えて存続してきた能楽を通して新型コロナウイルス感染症の終息を祈願し、『東京 2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭』が名称と一部内容を変更して国立能楽堂で開催。
観世清和や野村萬斎、佐伯紀久子に大坪喜美雄など最高峰の顔ぶれで、演目は、能では『翁』『邯鄲(かんたん)』『船弁慶 白波之伝』など、狂言は『末広』や『月見座頭』、ほかにも舞囃子(まいばやし)『弱法師』、仕舞『菊慈童』など盛りだくさんの内容が上演される。
公式サイトでは、鑑賞に際して懇切丁寧にアドバイスや解説がなされている。鑑賞の前にはあらすじを把握しておくのはもちろん、能楽事典で基礎知識を学んでおくとよいだろう。