開館10周年を記念して、19世紀末の前衛芸術家グループであるナビ派の画家が取り組んだテーマであった子どもに焦点を当てた展覧会が三菱一号館美術館で開催。
本展はフランスのボナール美術館の全面協力のもと、国内外の美術館および同館からボナールやヴュイヤールなどナビ派の画家の作品や挿絵本、写真など約100点が一堂に会する。ほかにも、ゴッホが、友人の娘を描いた珍しい肖像画も見ることができる。
大人びた理知的な笑みを浮かべ、柔らかな筆致で描かれたドニの子どもや、青くて意志の強そうな目をしたゴッホの子どもなど、それぞれの描き方や表情を見比べるのも面白いだろう。
※当面の間、来館には日時指定予約が必要。詳細は公式サイトで確認してほしい。