活版印刷の魅力を伝えるイベントが東向島珈琲店にて開催。活版印刷とは、金属や木に彫った活字などを並べて組版を作り、その板に塗料を塗って印刷する手法のこと。必要な機械や道具などを作る業者が減ってきてしまっているほか、業界自体も高齢化。かつデジタル印刷よりも手間がかかり、高度な技術も必要とされる活版印刷は、決して効率が良いものとは言えないだろう。しかし、デジタル印刷では出せない味が今、再び注目を集めているのも確か。イベントでは、九ポ堂やPAPERWORK 紙本作業、つるぎ堂、Bird Design Letterpressなどが制作した活版印刷作品を週替わりで机上に展示。壁には、熊本県練兵町にある印刷所NINE LETTERPRESSのオリジナル木活字ポスターも飾られる。デザイナーとして働くかたわら活版の活動にも携わる、東條メリーの好きな言葉をポスターにしたコラボ作品も一部展示中だ。大人気のレアチーズケーキやコーヒーを味わいながら、活版印刷に触れてみてほしい。展示会場は飲食店のため、ワンオーダーが必要。
【壁面展示】
NINE LETTERPRESS、andantino(11月3日〜11月30日)
【机上展示】
九ポ堂、中野活版印刷店(11月3日〜7日)
PAPERWORK 紙本作業、andantino(11月9日〜14日)
つるぎ堂、knoten、緑青社(11月16日〜11月21日)
Bird Design Letterpress、PAPERWORK 紙本作業(11月23日〜11月30日)