「写真とはなにか」を問い、「アレ・ブレ・ボケ」と呼ばれる表現で知られる、森山大道の個展がタカ・イシイギャラリーで3年ぶりに開催。
本展では、2013年に制作された大判のシルクスクリーン(絹など織り目の細かいスクリーンを通して、直接インクや絵の具を刷る技法)を中心に、6点を展示する。
「ふっと気が変わると、写真を離れて急にシルクスクリーンとか何かやりたくなる」とも語る森山のシルクスクリーンは、大判で重厚な美しさとともに、どこか飄々(ひょうひょう)としてもいる。
写真界に常に新鮮な衝撃を与え続ける森山の作品は、いろいろな写真の表現に慣れている我々にとっても必見だ。