傷ついたハイヒールや脱ぎ捨てられたワンピースなど、日常の痕跡を感じさせる景色を写実的に描くアーティスト、松川朋奈の個展。同世代の女性たちへのインタビューをもとに構成した松川の作品は、2016年に開催された『六本木クロッシング』でも紹介され、見るものに鮮烈な印象を与えた。本展のタイトルは、トロントの博物館に展示されていたオノ・ヨーコの参加型アート作品に使用されていた小石が盗まれるという事件に由来する。ある年配の女性が持ち帰ったというその小石にはオノ・ヨーコの直筆で「LOVE YOURSELF」と書かれており、松川はこの言葉に強く引かれたという。社会的な困難に直面する女性たちを描き続けてきた松川が、作品に込めるメッセージを感じてほしい。
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