日本の菩薩像を多く鑑賞できる展覧会。聖観音や千手観音などの観音菩薩はもちろん、より馴染みの深い地蔵菩薩、白象に乗った姿で親しまれる普賢菩薩、凛々しい面立ちの文殊菩薩など、様々な菩薩を拝むことができる。とりわけ、どこか幼さを思わせる、細身の体と大振りの装身具が飛鳥時代らしい『観音菩薩立像』(重要美術品)や、緩やかな姿勢が愛らしい如意輪観音像が、僧侶の肖像と同一画面に描かれた『書写山如意輪観音像』などの珍しい作品は一見の価値あり。悟りを約束された身でありながら、あえて人間界に留まり救済の手を差し伸べる菩薩の、慈愛に満ちた表現に安らぎたい。
広告
タイムアウトレビュー
詳細
広告
関連情報
関連情報
Discover Time Out original video