世界中で猛威を振るうコロナウイルスによって、日常生活の中に広がる「距離」。身体的な距離だけでなく精神的にも隔たりを感じる苦しい時期だが、そんな距離をむしろ利用して楽しむアート展が、表参道のギャラリーで開催される。仕掛け人はグラフィック、メディアアート、プロダクトなど、さまざまなバックグラウンドを持つ17人のアートディレクター集団、弱みを握る寿司屋。作家自身が考える距離の課題(弱み)に向き合い、解決策としての作品を制作した。
新しい試みとして、自宅で展示会が楽しめる『展示会のデリバリー』を土・日曜・祝日限定で実施。公式サイトから注文すると、家に作品の詰め合わせが届く。距離に対する新しい解釈に出合えるはずだ。