1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「オサムグッズ」の生みの親、原田治の展覧会が世田谷文学館で開催中。原田が生み出した、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の「かわいい文化」に多大な影響を与えた。
イラストレーターとして活動するきっかけとなった1970年代の「an・an」をはじめ、広告、出版、グッズなど多分野にわたる作品を中心に、原画や初公開資料も交えて展示。ミスタードーナツの景品や、カルビーポテトチップスのマスコットなど、誰もが見覚えのあるキャラクターたちがどのように誕生したのか必見だ。