様々な商業施設や文化施設などが集結する街・六本木を舞台に、オールナイトで開催されるアートの祭典。インスタレーションや映像、パフォーマンスなどの多彩なアート作品が街中に現れ、アートと街が一体化する非日常的な体験を楽しめる。
2018年は、今最も脂の乗った作家3人が、主要アーティストとして参加する。金氏徹平(かねうじ・てっぺい)は六本木ヒルズアリーナ、鬼頭健吾(きとう・けんご)は国立新美術館、宇治野宗輝(うじの・むねてる)は東京ミッドタウン キャノビースクエアにて作品を展開。いずれも確かな強度を持った作品を制作するアーティストなので、メインプログラムだけでも退屈することはなさそうだ。
メインプログラム以外にも、鈴木康広(すずき・やすひろ)や曽谷朝絵(そや・あさえ)、ニコラ・ビュフ(Nicolas Buffe)など、魅力的な名前が揃っている。パフォーマンスも充実しており、金氏作品が設置されるアリーナでは、ミュージシャンのオオルタイチと柴田聡子(しばた・さとこ)、ダンサーの島地保武(しまじ・やすたけ)、アーティストのcontact Gonzoなどが登場する。
2種類のコースで六本木アートナイトを見て回る、バリアフリーのツアーも開催。NPO法人SLOW LABEL(スローレーベル)による企画で、車いす利用者も気軽に参加できる。参加費は無料だが、先着順なので、早めに予約しよう。