世界的に有名な名画『叫び』の作者として知られるノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)の大回顧展。ポスト印象派やナビ派などの当時最先端の芸術に触れたムンクの作品は、活動の初期こそ高く評価されなかったが、徐々にその重要性が認められ、現在ではドイツ表現主義の先駆者とも呼ばれる。本展では、オスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、油彩や版画など約100点を展示する。複数のバージョンが存在する『叫び』だが、同館が所蔵するテンペラ・油彩画の『叫び』は今回が初の来日となる。不安や孤独など人間の内面が表現された代表作の数々から、ノルウェーの自然を描いた美しい風景画、明るい色に彩られた晩年の作品にいたるまで、約60年にわたるムンクの画業を振り返ることができる。
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