20世紀の有名な画家の一人であるパウル・クレーの作品25点が、アーティゾン美術館で展示される。
本展では、クレーの名が知られ始めた1910年代から、造形教育学校バウハウスの教師時代、晩年に当たる1930年代までの作品を見ることができる。抽象的な表現へ移行する様子がうかがえる『小さな抽象的ー建築的油彩(黄色と青色の球形のある)』や、幾何学的な画面構成から逸脱して不定形の色面を大胆に組み合わせた 『谷間の花』など、どれも見ごたえのある作品ばかりだ。
無垢でインパクトのある、クレーの絵画のとりこになってみては。