スペインの現代写実絵画

バルセロナのヨーロッパ近代美術館『MEAM』に所蔵される写実絵画に焦点を当てた展覧会が、千葉市で開催中。本展では、30歳代から70歳代まで、現在活躍するスペインの59作家の59作品が展示紹介される。17世紀のベラスケス、18世紀のゴヤをはじめ、現代のアントニオ・ロペス・ガルシアまで脈々と受け継がれている写実の伝統を持つスペイン。ベラスケスへのオマージュ作品から、デジタル画像での見え方を描く新たな試みの作品まで、多様な写実作品が並ぶ。日本の写実作家に与えた影響や日本との違いを比べながら、画家の主張がダイレクトに伝わる個性豊かなスペインの写実作品を楽しんでほしい。