シュルレアリスムの誕生から100年にわたる軌跡を、日本のシュルレアリスムの展開に焦点を当てて紹介する展覧会が、箱根にあるポーラ美術館で開催。
シュルレアリスムの創成期に関わる作品をはじめ、エルンストのコラージュや、ダリの絵画作品が並ぶほか、日本における受容と独自の発展、さらには映画や漫画の世界での浸透を表す展示が広がる。
注目は、シュルレアリスムに通底する日本の現代美術作品。成田亨による『ウルトラマン』の原画や、現代美術家の束芋(たばいも)本人により描かれた、展示室の幅9メートルの壁を活用した大迫力のウォールドローイングは見逃せない。