※新型コロナウイルスの流行により、本イベントは開催延期となりました(5月6日まで)
ヨーロッパを拠点に活躍を広げるフランスのアーティスト、アデル・アブデスメッドの個展が代官山にあるギャラリーで開催。
アデルは日常に潜む暴力や戦争の悲惨さといった、現代の暗闇に鋭いメスを入れる作品を多様なメディアで制作し、これまでにべネチア・ビエンナーレに4度選ばれたほか、2010年のあいちトリエンナーレにも参加している。
ベトナム戦争の最中、アメリカ軍の空爆を逃れるために全裸で走り来る女の子の写真を元に、その瞬間を象牙で凍結させた『Cri(叫び)』、アラブの春を連想させる鶏が焼かれるビデオ作品『Printemps (春)』など、賛否両論を集める作品の数々。タブーを打ち破る強気なメッセージを感じてほしい。