雑誌のイラストから、ショップやホテルの壁画といった大型作品まで幅広い活動をしている、堀内結の個展がClear Gallery Tokyoで開催。
今回の展示では、緑の中に佇む女性の後ろ姿を描く水彩画シリーズ『FROM BEHIND』からの新作を発表。堀内自身の心に残る風景と死生観が同居する作品は、忘れ去られた記憶を思い返すかのように描かれている。『We must bring salvation back』は20年以上使っているという古いラジオから制作中に流れてきたジャクソン ファイブの『I’ ll be there』の曲中からとったもの。堀内が織りなす忘失されゆく記憶の中に佇む女性たちの姿は、まるで昔の日記の1ページをめくるような、懐かしく感傷的な世界へいざなうだろう。