1. 須田悦弘展
    須田悦弘《スズメウリ》2024年 木に彩色 作家蔵  ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi
  2. 須田悦弘展
    須田悦弘《雑草》1998年 木に彩色 練馬区立美術館蔵 賛美小舎 上田國昭氏・上田克子氏寄贈 ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi
  3. 須田悦弘展
    《春日若宮神鹿像》鎌倉時代(13~14世紀)、木彫 ※須田悦弘 補作:角・榊木・鞍(平成時代)、瑞雲(令和時代) 《五髷文殊菩薩掛仏》鎌倉時代、板絵著色 公益財団法人小田原文化財団蔵 Photo: Hiroshi Sugimoto
  • アート
  • 渋谷区立松濤美術館, 神泉

須田悦弘展

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タイムアウトレビュー

「渋谷区立松濤美術館」で、須田悦弘の個展が開催。初期作品やドローイングをはじめ、新作も公開する。

須田は独学で木彫の技術を磨き、ホオ(朴)の木でさまざまな植物の彫刻を制作してきた。今回、「哲学の建築家」とも評される白井晟一(1905〜1983年)による同館の建物に、須田が植物を配する。曲線を多用したユニークな空間にひっそりと置かれた作品を発見した時には、周りの景色が違って感じられるだろう。

また、近年取り組んでいる、古美術品の欠損部分を木彫で補う「補作」作品4点も紹介。須田の最初の補作作品は、現代美術作家・杉本博司に依頼されて補った鎌倉時代の神鹿像であった。研究を重ねた上で補われた作品は、一見、どこを補作したのか分からないものもあり、須田の驚異的な観察力と技を堪能できる。

なお、2024年12月15日(日)には、須田による公開制作も予定している。ぜひ、足を運んでほしい。

10~18時(金曜は20時まで)入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始/料金は1,000円、大学生800円、60歳以上・高校生500円、小・中学生100円(土・日曜・祝日は無料) 、毎週金曜は渋谷区民無料、障害者と付添1人無料

詳細

イベントのウェブサイト
shoto-museum.jp/exhibitions/206suda/
住所
渋谷区立松濤美術館
東京都渋谷区松濤2-14-14
Tokyo
アクセス
京王井の頭線『神泉』駅(西口)徒歩5分

イベント詳細

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