1964年に開設した「横浜市民ギャラリー」は、日本で最初に「市民ギャラリー」を冠した施設と言われ、市民の美術団体を対象とした展示室の貸出しと、企画展や講座などの主催事業を主軸とし、横浜の芸術文化の発展の一端を担っている。
主催事業では、開館の年から行われてきた現代美術を紹介する「今日の作家展」の理念を継承する「新・今日の作家展」、収蔵作品をテーマに沿って紹介する「コレクション展」、1965年から続く子どもの作品を無審査で全点展示する「横浜市こどもの美術展」の3つの展覧会がある。
そのほかに、専門的な創作活動やレクチャーを楽しめる「大人のためのアトリエ講座」、造形を中心とし、自立につながる体験ができる子ども向け講座「ハマキッズ・アートクラブ」などを実施している。
また、企画や運営に参加するボランティアやインターンシップ制度、地域との連携事業、35歳以下の若手芸術家支援事業など、多様な年代の人が幅広い関わりを持てる事業・活動を展開する。