「恵比寿映像祭」が、「東京都写真美術館」をメイン会場に「恵比寿ガーデンプレイス」各所などで開かれる。今回の総合テーマは「Docs ―これはイメージです―」だ。
美術館内各所やオフサイト会場では、アメリカのメディアアーティスト、トニー・コークス(Tony Cokes)による日本初公開作品群が展示される。
アジアからは、台湾のリウ・ユー(劉玗)によるビデオと空間インスタレーション作品、2024年の「ヴェネチア・ビエンナーレ」で発表されたタイのカウィータ・ヴァタナジャンクール(Kawita Vatanajyankur)による映像作品、アピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)の映像の時間に関する写真作品などが出展予定だ。
また、自身で撮影した膨大な量の写真から映像を切り抜き作り出す林勇気のほか、2021年に他界し、セクシュアリティー表現と闘い続けたパフォーマンスアーティスト、イトー・ターリ(Tari Ito)のアーカイブ展示からテーマを掘り下げ考察する。
東京都コレクションからは、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット(William Henry Fox Talbot)、ジュリア・マーガレット・キャメロン(Julia Margaret Cameron)、杉本博司などの写真作品をはじめ、藤幡正樹のメディア作品展示など、国境や時代を超えるラインアップが登場する。
さらに、第2回目となる「コミッション・プロジェクト」の4人のファイナリストの小田香、小森はるか、永田康祐、牧原依里による新作も公開する。
上映などの一部プログラムは有料なので、公式ウェブサイトでチェックしてほしい。
※10〜20時(2月16日は18時まで)、2月18日~3月23日のコミッション・プロジェクトは10〜18時(木・金曜は20時まで)/入場は無料