アーティストの梅田哲也が「ワタリウム美術館」を劇場に見立て、舞台公演のような展覧会を開催。梅田は、現地にあるモノや日常的な素材を用いた作品や、その場所でのみ成立する体験をもたらすインスタレーション作品を手がける。
本展では、1990年9月に私設のミュージアムとして開館した「ワタリウム美術館」と、1972年にその前身としてオープンした「ギャルリーワタリ」の記憶をつなぎながら、館の建築的な側面に焦点をあてて制作。約50分間のツアーは定員6人の事前予約制で、鑑賞者はキャストに誘導されながら、施設内の展示室やバックヤードを巡る。
2023年12月1日(金)~2014年1月14日(日)の1期と、1月16日(火)~1月28日(水)の2期で内容が変わるため、会期中何度でも使えるツアーフリーパス(5,000円、税込み)も販売中だ。
これまで展示室として使用されていなかった部屋が初公開されるほか、館や外苑前エリアに所縁のある著名人を招いたトークイベントも多数企画されるので、こちらも見逃せない。