白金台の「松岡美術館」で、「中国陶磁展 うわぐすりの1500年」が開催。同館のメインコレクションである中国陶磁から、後漢から明までの約1500年間における釉薬(ゆうやく)の美が光る名品を展示する。
副葬品に使用された「緑釉(りょくゆう)」、多色をかけ分けたエキゾチックな「三彩(さんさい)」、洗練されたたたずまいを持つ「青磁(せいじ)」、青みのある白濁釉が特徴の「澱青釉(でんせいゆう)」など、中国陶磁は釉薬の発展によって多彩な表現を獲得してきた。本展では、釉薬の特性や施釉(せゆう)方法に着目し、一つとして同じものはない各作品の魅力を紹介する。
神秘的な艶と、鮮やかな色彩を持つ中国陶磁の世界をのぞいてみてほしい。
※10〜17時(第1金曜は19時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,400円、25歳以下700円、高校生以下無料(障がい者手帳の持ち主と介助者1人まで半額)