目には映らない深度で女性を描く具象画家、カリム・B・ハミド(Karim B Hamid)の日本初となる個展が、銀座の「メグミ オギタ ギャラリー」で開催。ハミドはフランシス・ベーコンやルシアン・フロイドをほうふつとさせる、伝統と革新を融合させた手法で独自の作品を生み出してきた。
歴史やメディアにおいて女性が極めて表面的に表現されることを受け、様々な情報源を参照しながら、ゆがめられ、誇張された女性像を描く。本展では、過激さと神聖さ、荒々しさと繊細さを調和させた、ペインティングの新作11点を展示する。こんなにもユニークで魅力あふれる人物画には、めったにお目にかかれないだろう。