1. 遠距離現在 Universal / Remote
    画像提供:国立新美術館エヴァン・ロス《あなたが生まれてから》2023年、作家蔵 展示風景:「あなたが生まれてから」ジャクソンビル現代美術館、2019年 © Evan Roth, courtesy of the MOCA Jacksonville Photo by Doug Eng
  2. 遠距離現在 Universal / Remote
    画像提供:国立新美術館井田大介《誰が為に鐘は鳴る》2021年 作家蔵 © Daisuke Ida, courtesy of the artist
  3. 遠距離現在 Universal / Remote
    画像提供:国立新美術館トレヴァー・パグレン《米国家安全保障局(NSA) が盗聴している光ファイバーケーブルの上陸地点、米国ニューヨーク州マスティックビーチ》2015年 作家蔵 © Trevor Paglen, courtesy of the artist; Altman Siegel, San Francisco; Pace Gallery, New York
  4. 遠距離現在 Universal / Remote
    画像提供:国立新美術館ティナ・エングホフ《心当たりあるご親族へ――男性、1954年生まれ、自宅にて死去、2003年2月14日発見》2004年 作家蔵 © Tina Enghoff, courtesy of the artist
  5. 遠距離現在 Universal / Remote
    画像提供:国立新美術館チャ・ジェミン《迷宮とクロマキー》2013年 作家蔵 © Jeamin Cha, courtesy of the artist

遠距離現在 Universal / Remote

  • アート
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タイムアウトレビュー

資本と情報が世界規模で移動する現代の状況を踏まえて造語された「遠距離現在 Universal / Remote」をタイトルに掲げた本展は、3年に及んだコロナ禍のパンデミックをきっかけに、社会の在り方や暮らし、仕事などさまざまな事象を8人と1組の作家が手がけた現代美術作品を通して考察する企画展だ。

「Pan- の規模で拡大し続ける社会」と「リモート化する個人」という2つのテーマから展示は展開される。前者では、人流を抑制するために国家権力が強化され、監視システムも容認されたにもかかわらず、加速度をつけて移動する経済資本や情報への問題意識を表現した作品群を紹介。井田大介の映像作品や、トレヴァー・パグレン(Trevor Paglen)の写真などを展示する。

後者では、オンラインで個人と個人が結びつき、家から出ずに国境を超えることが当たり前となった今、非接触を前提に遠隔化される個人の働き方や住まいについて表現した作品を展示。都市に存在する孤独を写真で表現したティナ・エングホフ(Tina Enghoff)や、ネットインフラを支える人々を写したチャ・ジェミン(차재민)、エヴァン・ロス(Evan Roth)のインスタレーションなどから考えていく。

2つのテーマを横断して展開する、地主麻衣子の映像作品にも注目だ。

詳細

イベントのウェブサイト
www.nact.jp/
住所
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