1. 上野アーティストプロジェクト いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間
    画像提供:東京都美術館今井壽惠《オグリキャップ 黄色い光の中で》 1991年 清里フォトアートミュージアム蔵 ©Hisae Imai
  2. 上野アーティストプロジェクト いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間
    画像提供:東京都美術館阿部知暁《スノーフレーク》 2000年 作家蔵

上野アーティストプロジェクト「いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間」

  • アート
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タイムアウトレビュー

公募展に関わる作家を積極的に紹介する展覧会シリーズの「上野アーティストプロジェクト」が今年も開催。2017年から続いているが、今回は、人間以外の自然界のいきものを「うつす」ことに取り組み続けてきた6人のつくり手にスポットを当てた。

野生のキノコに魅了された小林路子、幼い頃から草花を愛で描き続けてきた辻永(つじ・ひさし)、サラブレッドを撮影し続けた今井壽惠(いまい・ひさえ)、酪農の現場で働きながらウシたちの存在を木版画に刻み続けている冨田美穂、ゴリラを追いかけ心を交わし、描き記してきた阿部知暁(あべ・ちさと)らの作品が紹介されている。

また、内山春雄(うちやま・はるお)が開発した鳥の彫刻「タッチカービング」約40点をはじめ、手で触って鑑賞する作品や「触察」ツールを展示。触覚を使った鑑賞を体験することもできる。

作品を通して、いきものと私たちが未来もともに生きていくためのヒントを、じっくり考えるきっかけが得られそうだ。

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