20世紀から現代までの美術作品をコレクションするフランスの「パリ市立近代美術館」と、日本の「東京国立近代美術館」「大阪中之島美術館」の3館が共同で企画する、贅沢な展覧会が開催される。
3館それぞれで展示するのではなく、「モデルたちのパワー」「空想の庭」「日常生活とアート」など、34のユニークな共通テーマに沿って作品をセレクト。時代や流派、洋の東西を越え、主題やモチーフ、色や形、素材、作品が生まれた背景など、自由な発想で選ばれた作品群を見比べることができる。
ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)と佐伯祐三のストリートアート、藤田嗣治とマリー・ローランサン(Marie Laurencin)が描いた女神、ピカソと萬鉄五郎(よろず・てつごろう)のキュビスム作品など、本展でなければかなわない作家らの競演は、新鮮な鑑賞体験になるはずだ。巡回展は、9月14日〜12月8日まで大阪中之島美術館で予定されている。
※10~17時(金・土曜は20時まで)/入場は閉場の30分前まで/休館日は月曜(7月15日、8月12日は開館、翌日休館)