初開催の昨年は、3日間で32万人強の来場者で賑わった『TOKYO数寄フェス(スキフェス)』。同イベントは、岡倉覚三(岡倉天心)が1906年の著書『茶の本』で定義した、茶の湯文化を表す「数寄(すき)」の精神を軸に、上野公園一帯で開催されるアートイベントだ。今年は、群馬県のアーツ前橋の館長も務める住友文彦(すみとも・ふみひこ)をディレクターに迎え、開催期間も10日間に拡大し、アーティストによるインスタレーションやワークショップ、コンサートなどを多数開催する。昨年に引き続き、日比野克彦や橋本和幸、大巻伸嗣などの参加が決定している。日本の伝統的な美意識「数寄」への理解を深めることのできる10日間になりそうだ。
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