品川のギャラリー「アノマリー」では日本の現代美術をけん引してきた辰野登恵子の個展を行う。
2014年に64歳で亡くなった辰野登恵子は、常に第一線で活躍し、幾何学的なモチーフの連続と強い色を特徴とした油彩画やアクリル画を数多く発表。同時に、銅版・木版・リトグラフ・シルクスクリーンなど、100点以上の版画作品を残した。
本展では大型のキャンバス作品を中心に、1970年代の初期作品から晩年のパリで滞在制作したリトグラフを含め、活動において重要な役割を担っていたさまざまな版種と時代の版画作品を展示する。
一貫して抽象表現を追求し、絵画の在り方を探究し続けた辰野登恵子独自の絵画空間が目の前に広がるだろう。
※12〜18時/休館日は日・月曜・祝日、8月11〜19日/料金は無料