ユニット結成15周年を記念して、ザ・キャビンカンパニーの大個展が「平塚市美術館」で開催。最新作を含んだ絵本原画に加え、描き下ろしの作品、立体造形、映像作品などが一堂に会する。
阿部健太朗と吉岡紗希によるザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校校舎をアトリエにする2人組の絵本作家・美術家。これまで40冊以上の絵本をはじめ、絵画、立体作品、アニメーションなどの作品を生み出し、2度の日本絵本賞受賞歴を持つ。
NHK(Eテレ)の番組「おかあさんといっしょ」では、「しりたガエルのけけちゃま」のキャラクターデザインと美術制作を担当。また、あいみょんの「傷と悪魔と恋をした!」(2021年)のツアーパンフレットの表紙と本文挿絵も手がけるなど、唯一無二の斬新な色彩と生き生きとした作品のイメージは多くの人々を魅了し続けている。
7つの部屋で構成された会場は、まるで大きな1冊の絵本になったような空間が広がる。会期中は、作家による絵本の読み語りやサイン会などのイベントのほか、絵本コーナーや塗り絵コーナーも用意されているので、幅広い世代で楽しめるだろう。
※9時30分~17時(入館は16時30分まで)/休館日は月曜(7月15日・8月12日は開館)、7月16日、8月13日/料金は800円、学生500円(土曜は高校生無料)、中学生以下・65歳以上の平塚市民無料