1. 国立近代美術館
    Photo: The National Museum of Modern Art, Tokyo
  2. 国立近代美術館
    国立近代美術館
  3. 国立近代美術館
    国立近代美術館
  4. 国立近代美術館
    国立近代美術館

東京国立近代美術館

  • アート
  • 竹橋
広告

タイムアウトレビュー

皇居の横に建つ日本で最初の国立美術館は、20世紀の始まり以降の日本美術を集めたもう一つのMoMA。企画展もさることながら、常設展も充実している。横山大観や岸田劉生などの重要文化財を含む1万2500点を超える国内屈指のコレクションから約200点を入れ替え展示している。

建物は1969年に谷口吉郎により設計され、2002年に増築、改築が行われた。皇居の堀と石垣の横にあるので、春には花見、秋には紅葉を楽しむのに最高の場所。東京駅から、皇居を見ながら同館へ至る散策ルートもおすすめだ。

詳細

住所
東京都千代田区北の丸公園3-1
Tokyo
アクセス
東京メトロ東西線『竹橋』駅(1b出口)徒歩3分
価格
展覧会により異なる
営業時間
10時00分~17時00分、金・土曜は20時まで(入館は閉館30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)

開催中

ヒルマ・アフ・クリント展

「東京国立近代美術館」で、19世紀後半のスウェーデンに生まれた抽象絵画の先駆者、ヒルマ・アフ・クリント(Hilma af Klint、1862~1944年)のアジア初となる大回顧展が開催。全て日本初公開・初来日となる作品約140点を通して、画業の全貌を明らかにする。 20世紀初頭、抽象絵画を創案した画家として、近年再評価が高まったアフ・クリント。肖像画や風景画を手がける職業画家として、キャリアをスタートさせた。一方で神秘主義思想に傾倒した彼女は、交霊術の体験などを通して、自然描写に根ざしたアカデミックな絵画とは全く異なる抽象表現を生み出す。 本展の見どころは、異例の巨大なサイズで描かれた圧巻の『10の最大物』(1907年)。幼年期・青年期・成人期・老年期という人生の4つの段階を描いた10点組みの大作で、高さは3メートルを超える。多様な抽象的形象、画面からあふれ出るようなパステルカラーの色彩、そして圧倒的なスケールは、観る者を一瞬で引き込み、異空間を漂うかのような体験に誘うだろう。 また、アフ・クリントが残したスケッチやノートなどの資料、同時代の神秘主義思想・自然科学・社会思想・女性運動といった多様な創作の源も紹介する。 作品を通して、アフ・クリントの無限の想像力を体感してほしい。 ※10〜17時(金・土曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(3月31日、5月5日は開館)、5月7日/料金は前売り2,100円、学生1,000円、高校生500円(前売り販売期間は1月21日~3月3日)/当日2,300円、学生1,200円、高校生700円、中学生以下無料
広告
関連情報
関連情報