2023年秋、西早稲田にオープンした「ザ ミラー(THE MIRROR)」は、建築家・宮脇檀(みやわき・まゆみ)の名建築「松川ボックス」の空間を生かしたコンテンポラリーギャラリーだ。 アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)のオープニング展に続く第2弾では、画家の有元利夫による静かで穏やかな作品が並ぶ。
わずか10年ほどの作家人生ながら、多くの人を魅了し続ける有元は、音楽を愛した作家でもあった。「春の音色を聴く」の展覧会名にふさわしく、バロック音楽の演奏会も予定されている。事前予約制の贅沢な空間で、有元の作品を存分に味わえる、またとない機会だ。
同館のアーティスティックディレクター清水敏男は、「東京都庭園美術館」のキュレーターや「水戸芸術館 現代美術センター」の芸術監督を経て、1997年からインデペンデントキュレーター事務所を主宰している。今後の動向にも注目したいアートスペースだ。
なお、5月28日(火)から6月22日(土)までは、
※13~17時(1時間入れ替え制)/定休日は日・月曜/料金は1,000円、学生500円、中学生以下無料