1970年に日本万国博覧会のパビリオンとして建設され、1972年に「民藝運動」の西の拠点として開館した「大阪日本民芸館」。「万博記念公園」内の同館正面には、「平和のバラ園」「日本庭園」「国立民族学博物館」などの文化施設が立ち並ぶ。
第1から第4まである回廊式の展示室で、自然な流れに沿ってゆったりと鑑賞できるだろう。中庭は石敷きで、全国各地のつぼ・かめ・鉢を配した野外展示場になっている。
展示は、同施設の収蔵品を中心に陶磁器や染織品、木漆工品、編組品など国内外の民芸品を展観する特別展を、春と秋の年2回開催。また、特別展ごとに記念講演会などの各種イベントも行う。