絵と言葉による表現に挑み続ける、詩人の谷川俊太郎が手がけてきた絵本の展覧会が開催。谷川は1960年代から現在までに、さまざまな絵描きや写真家と200冊にもおよぶ絵本を制作してきた。絵本のテーマは、言葉遊びやナンセンスの楽しみ、さらには生きることの面白さや大変さ、尊さ、死や戦争に至るまでバラエティー豊かだ。
本展では、その中から、約20冊をピックアップ。アートディレクター、映像作家、建築家ら多才なクリエーターとともに作り上げた絵本の原画、絵や言葉が動き出す映像、朗読や音、巨大な絵巻や書き下ろしのインスタレーション作品などを展示する。
作者から投げかけられる「希望の眼差し」を感じながら、谷川流のおもしろさが詰まった時間を過ごせそうだ。