青山の「センター フォー コズミック ワンダー(Center for COSMIC WONDER)」で、陶芸家である市川孝の「空想民族的道具考 茶の解放」展を開催。野外に茶の世界を持ち出そうと市川が作り上げた「茶車」シリーズである本展では、これまでの茶道具が一堂に集結し、今夏に市川が訪れた中国・貴州での茶の体験から生まれた新作も発表する。
茶そのものの概念を解き放ち、独自の新しい景色を見せる市川。茶道具の展開から茶を中心とした「人の植物利用」に向き合うと、茶外茶、野草茶、薬草茶、少数民族のお茶などへと関心を広げる。干したり、いったりと、植物に関する行為に目を向けるようになり、そのための道具を作ってきた。
オープニングイベントでは、福岡を拠点に野の茶の活動をする「野草宙」と市川の初のコラボレーション茶会「ノノ茶会」が行われる。料金は1万8,000円(税込み)で、オンラインストアから予約が必要だ。また、入館制限や整理券を配布する日があるので、各日程の詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。
本展を通じ、ここだけに存在する野の花の生命エネルギーや植物の力を感じてみては。
※12〜18時/入場は無料