1. スペクトラム スペクトラム
    2024 「スペクトラム」 展示風景(2024年) © Isabelle Arthuis / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès
  2. スペクトラム スペクトラム
    2024 「スペクトラム」 展示風景(2024年) © Isabelle Arthuis / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès
  3. スペクトラム スペクトラム
    Kentaro Kawabata | Batista 2 | 2020 | Courtesy of the artist and Nonaka-Hill ©Kentaro Kawabata
  4. スペクトラム スペクトラム
    Johannes Nagel | Cuts #101, Silhouette #72 | 2024 | Courtesy of the artist and Galerie Zink ©Tom Dachs

スペクトラム スペクトラム

  • アート
  • 銀座メゾンエルメス フォーラム, 銀座
広告

タイムアウトレビュー

「銀座メゾンエルメス フォーラム」で、グループ展「スペクトラムスペクトラム」が開催。エマニュエル・カステラン(Emmanuelle Castellan)、題府基之、川端健太郎、マリー・ローランサン(Marie Laurencin)、ヨハネス・ナーゲル(Johannes Nagel)、ヴァルター・スウェネン(Walter Swennen)、津田道子が参加する。



タイトルの「スペクトラム」とは、ドイツ語表記によるスペクトル「Spectrum」で、物理的な現象の分布や、光学や音響に用いられるスペクトルなどの範囲を表す。同時に、亡霊や幻視といった超自然的な存在など、広い射程とグラデーションを持つ言葉だ。 


本展では、スペクトラムという言葉に含有される振れ幅や共鳴を鏡のような道具として用いながら、展覧会を一つの小説のように捉える。



切り込みのあるキャンバスに人物像を描くカステランは、舞台や映画のセットのような空間を披露。セラミックを用いるナ―ゲルは、鮮明な発色や、非対称、不調和、表面の粗さや滑らかさを放つつぼで異なる次元を掘り出し、スウェネンの絵画は謎めいた暗号を投げかける。

それぞれの作品が不可避に関わり合い、映し合う中で、スペクトラムは反復し、その姿や幻影を現わしていくだろう。


11〜19時(入場は18時30分まで)/休館日は水曜/入場は無料

詳細

住所
銀座メゾンエルメス フォーラム
東京都中央区銀座5-4-1 8・9階
Tokyo
アクセス
東京メトロ銀座線・日比谷線『銀座』駅 徒歩1分

イベント詳細

広告
関連情報
関連情報